図形を作る印象が強いイラストレーターですが、実は写真をモザイク状のパスデータに変換することができます。
普通の写真をモザイク加工するだけで、印象が大きく変わりますし少しイラスト調な感じになるので、チラシやサイトの装飾に使えるかと思います。
ということで今回は「イラストレーターで写真をモザイクに加工する方法」をご紹介します!
作成目安・3分
使用ソフト・illustrator CC2019
使用した画像サイズ・750×500(px)
画像を配置する
まずは使用する画像を配置します。
メニューの【ファイル】-【配置】からか、そのままイラストレーター上に画像をドロップしましょう。
次に画像を選択して上のコントロールバーの中にある【埋め込み】を選択します。
コントロールバーが表示されていない場合は、【ウィンドウ】-【コントロール】で表示させることができます。
画像を埋め込んでいないと次の「モザイクオブジェクトを作成」が選択できないので注意。
モザイクオブジェクトを作成
メニューの【オブジェクト】 -【モザイクオブジェクトを作成】を選択します。
ダイアログが表示されるので、タイル数の数値を増やしました。元の画像が不要な場合には【ラスタライズデータを削除】にチェックを入れます。
【比率を固定】を選択し、下の【比率を使用】を押すと、幅・高さの数値を基準に、比率を保った数値を片側に入れてくれます。
完成
数値を決めたらOKを押して適用させます。そうすると、下の画像のようになります。
画像がモザイク状になりました!
タイル数を減らした場合
タイル数を減らすとモザイクを荒くすることができます。
タイルの感覚を広げた場合
タイルの上下に1pxずつの間隔を指定しました。
「写真をモザイクに加工する方法」のおさらい
応用
「写真をモザイクに加工する方法」の応用をご紹介します。
モザイクタイルの形状を円に変える
画像を加工した後の状態から、説明します。
グループを解除
現状、モザイクのひとつひとつがくっついている状態ですので、グループ解除を行います。
オブジェクトを選択して、【オブジェクト】-【グループ解除】を選択するか、command + Shift + Gでグループを解除します。
グループを解除すると、下の画像のように選択ツールでひとつひとつの四角を動かせるようになります。
モザイクを円に変形
まずはタイル1つを選択し、形を変える基準を調べます。
1つ選んだら、アピアランスウィンドウの下にあるfxを選択し、【形状に変換】-【楕円形】を選びます。
形状オプションのダイアログが出ますので、【値を指定】にチェックを入れ、元の四角より小さくなるように数値を指定します。その数字が基準となります。
他の円も変形
1つの円の基準がわかったので、他の四角にも同じように形状オプションを適用します。
- 選択ツールでドラッグする、もしくはcommand + Aで全選択をします。
- 先ほどと同じようにアピアランスウィンドウの下にあるfxを選択し、【形状に変換】-【楕円形】を選びます。
- 数値は先ほど出したものを入力します。
完成
これで完成です!普通のモザイクよりかわいい印象に仕上がりました!