テクスチャを使用した木目調テキストの作り方【photoshop(フォトショップ)】

この記事の前提条件

対象: Photoshop CC以降
難易度: ★★☆
所要時間: 約20分

今回は木目のテクスチャをテキストに使って、「木目調のテキスト」を作っていきます。画像をテキストに適用する方法を覚えておくと、木目に限らずさまざまな柄のテキストを作れるようになるので、ぜひマスターしておきたいテクニックです。

1. テキストを用意する

まずはテクスチャを適用するための文字を作成します。今回は「WOOD」と入力しました。このとき、1文字ずつ別レイヤーにしておきましょう。あとで文字ごとにレイヤースタイルを調整しやすくなります。

1文字ずつ別レイヤーで作成したWOODの文字

2. 文字に立体感を追加する

どの文字でもいいのでレイヤーパネルで選択し、ダブルクリックして「レイヤースタイル」を開きます。「ベベルとエンボス」と「ドロップシャドウ」を下の画像のように設定して、文字に立体感を出しましょう。

レイヤースタイルのベベルとエンボスの設定画面
レイヤースタイルのドロップシャドウの設定画面

この時点での文字の状態は下の画像の通りです。わかりやすいように、文字の色を白にしています。

ベベルとエンボス・ドロップシャドウを適用して立体感を出した白い文字

3. 木目のテクスチャを合成する

木目調のテクスチャ画像を用意したら、文字の上にテクスチャを移動し、【レイヤー】→【クリッピングマスクを作成】で文字の部分だけに画像を表示させます。クリッピングマスクとは、下のレイヤーの形に合わせて上のレイヤーを型抜きする機能です。

クリッピングマスクはショートカット(command+option+G)でも実行できます。かなり多用する機能なので、ショートカットを覚えておくと作業がぐっと捗ります。

クリッピングマスクで文字の形に木目テクスチャを合成した状態

4. 全ての文字に効果を適用する

テクスチャをコピーし、同じように他の文字にもクリッピングマスクを適用していきます。レイヤースタイルもコピーしましょう。コピー方法は、レイヤー右側の「fx」アイコンをoptionキーを押しながら別レイヤーへドラッグするのが一番手軽です。全ての文字に適用すれば完成です。

全ての文字に木目テクスチャとレイヤースタイルを適用した完成状態
💡 テクスチャ画像がない場合の代替案

手元に良い木目のテクスチャ画像がない場合、フリー素材サイトを探す以外に、Photoshopの生成AI機能(生成塗りつぶし)で「wood texture」のようなプロンプトを入力し、テクスチャそのものを生成する方法もあります。既存の画像を合成するより手軽に試せるので、選択肢の1つとして覚えておくと便利です。

アレンジ: 背景に馴染ませる

いい感じの背景に文字を置くと、さらに雰囲気が出ます。今回は葉っぱの画像の上に、作成した文字を配置してみます。

1. 背景画像を配置する

作成した文字の下に背景画像を配置します。これだけでも、もうひと段階雰囲気が出ます。

木目調の文字の下に葉っぱの背景画像を配置した状態

2. 文字を再配置する

自由変形ツール(command+T)で、文字の角度や位置を背景に合わせて調整します。

自由変形ツールで文字の角度と位置を背景に合わせて調整している状態

3. 文字を背景の要素に食い込ませる

文字をグループ化し、そのグループにベクトルマスクを適用します。マスクを適用したらブラシツールに切り替え、黒いブラシで葉っぱに食い込ませたい部分を塗っていきます。塗りすぎてしまったら、白いブラシで塗ることで元に戻せます。全ての文字について、葉っぱと重なる部分を少しずつ調整していきます。

文字のグループにベクトルマスクを適用した状態
黒いブラシで文字を葉っぱに食い込ませる調整をしている様子

4. 葉っぱの影を追加する

テクスチャの上に新規レイヤーを作成してクリッピングマスクを設定し、「ソフト円ブラシ」で葉っぱの影を描き込んでいきます。全ての文字に同じ作業を行ったら、レイヤーの不透明度をちょうどいい具合まで下げて馴染ませます。

ソフト円ブラシで葉っぱの影を描き込み、不透明度を下げて馴染ませた状態

5. 完成

ただ文字を置くだけの時より、だいぶ雰囲気のある仕上がりになりました。

背景に馴染ませて完成した木目調テキストのデザイン

レイヤースタイルで質感を出すテクニックは、レイヤースタイルだけで木に焼き印のような文字を重ねる方法でも扱っているので、あわせて読んでみてください。

まとめ

  • クリッピングマスクを使うと、テクスチャ画像を文字の形だけに表示できる
  • ベベルとエンボス+ドロップシャドウで、文字に立体感を出してから合成すると効果的
  • レイヤースタイルは「fx」アイコンのoptionドラッグで別レイヤーに簡単コピーできる
  • 背景画像に馴染ませる場合は、ベクトルマスク+ブラシで要素への食い込みや影を丁寧に描き込むと仕上がりが大きく変わる