対象: Photoshop(バージョン問わず)
難易度: ★☆☆
所要時間: 約10分
作業に集中していたら急にPhotoshopの動きがカクカクになったり、「仮想記憶ディスクの空き容量不足です」というエラーが出て操作できなくなったり…。地味にストレスの溜まるトラブルですが、原因はだいたい決まっています。
重くなる主な原因
Photoshopが重くなる原因は、だいたい「メモリ割り当ての設定」「スクラッチディスク(仮想記憶ディスク)の空き容量不足」「GPU設定」の3つに集約されます。中でも一番よくあるのがスクラッチディスクの問題です。
Photoshopはメモリが足りなくなると、代わりにハードディスクやSSDの一部を「スクラッチディスク」として使い始めます。ただ、ディスクの読み書き速度はメモリに比べて圧倒的に遅いため、これが動作が重くなる最大の原因になります。Adobe公式では、スクラッチディスク用に最低でも20GB以上、できれば100GB程度の空き容量を推奨しています。
対処法1. スクラッチディスクの空き容量を確保する
複数のドライブがある場合は、SSDなど読み書きが速いものを優先して選びましょう。
対処法2. メモリ割り当てを見直す
同じ【環境設定】-【パフォーマンス】画面に、Photoshopに割り当てるメモリの設定があります。他のアプリを使わない作業時は、割り当て量を増やしてみましょう。ただし増やしすぎるとOS自体の動作が不安定になることがあるので、目安として70〜80%程度に留めるのが安全です。
対処法3. GPU(グラフィックプロセッサー)の設定を見直す
GPUドライバーが古かったり相性が悪かったりすると、逆にGPU機能がPhotoshopの動作を不安定にすることがあります。同じ【環境設定】-【パフォーマンス】内の「グラフィックプロセッサーを使用」のチェックを一度外して様子を見るのも有効な切り分け方法です。
環境設定自体が壊れている可能性もあります。Photoshop起動時にCtrl+Alt+Shift(Macの場合はCmd+Option+Shift)を押し続けると、環境設定をリセットするか確認するダイアログが表示されます。これで直ることも多いので、上記の方法で改善しない場合は試してみてください。
まとめ
- 重くなる原因の多くは「メモリ」「スクラッチディスクの空き容量」「GPU設定」の3つ
- スクラッチディスク用に最低20GB、できれば100GB程度の空き容量を確保する
- メモリ割り当ては70〜80%程度を目安に調整する
- GPU機能が逆に不安定要因になることもあるので、一度オフにして様子を見るのも有効
- それでも直らない場合は、起動時のキー操作で環境設定をリセットする