対象: Photoshop 2020(バージョン21.2)以降
難易度: ★☆☆
所要時間: 約5分
プロパティパネルにあるはずの「背景を削除」ボタンが表示されない、あるいはグレーアウトして押せない…という相談、Adobeコミュニティでもよく見かけます。原因はいくつかのパターンに絞られるので、順番に確認していきましょう。
原因1. レイヤーが「背景」のままになっている
JPEG画像を開いた直後など、レイヤーが鍵マーク付きの「背景」レイヤーのままだと、クイック操作の「背景を削除」ボタン自体が表示されないことがあります。
通常のレイヤーに変換されます。
「背景を削除」が選べるようになっているはずです。
原因2. Photoshopのバージョンがかなり古い
「背景を削除」のクイックアクション自体は、実はPhotoshop 2020(バージョン21.2)から搭載されている機能で、最近追加されたものではありません。とはいえ、それより前の古いバージョンではそもそも存在しないので、心当たりがある場合は【ヘルプ】-【システム情報】でバージョンを確認し、古ければCreative Cloudデスクトップアプリからアップデートしましょう。逆に言えば、ここ数年以内にPhotoshopを使い始めた方であれば、バージョンの古さが原因である可能性は低く、次のGPU・グラフィック環境や、レイヤーの状態を先に疑った方が早く解決することが多いです。
原因3. GPU・グラフィック環境の問題
統合グラフィックスなど専用VRAMを持たない環境では、AI関連の機能が制限されることがあります。この場合、以下を試してみてください。
- グラフィックドライバーを最新版にアップデートする
- Photoshop起動時にCtrl+Alt+Shift(Mac: Cmd+Option+Shift)を押し続けて環境設定をリセットする
プロパティパネルからのボタンがどうしても出てこない場合、オブジェクト選択ツールを選び、オプションバーの「被写体を選択」ボタンの近くから背景削除相当の操作を呼び出せることがあります。ボタンの配置はバージョンによって変わることがあるので、見当たらない場合はツールバー周りを一通り確認してみてください。
まとめ
- まず、レイヤーが鍵付きの「背景」のままになっていないか確認する(一番多い原因)
- 「背景を削除」はPhotoshop 2020(v21.2)以降で使える機能。最近のバージョンなら心配ない
- GPU環境が原因のこともあるので、ドライバー更新や環境設定のリセットも試す
背景を透明にする方法全般はPhotoshopで背景を透明にする4つの方法でも詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。