モノクロ画像の一部分だけをカラーにする方法【photoshop(フォトショップ)】

花の一部分だけ色を残したモノクロ加工例

この記事の前提条件

対象: Photoshop CC以降
難易度: ★★☆
所要時間: 約15分

モノクロ写真の一部分だけをカラーにすると、そこだけがぐっと印象的な画像に仕上がります。今回は「レイヤーマスクを使って調整する方法」と「ヒストリーブラシを使う方法」の2種類のやり方をご紹介します。

結論からいうと、あとから範囲を修正しやすいレイヤーマスクの方法がおすすめです。まずはそちらから見ていきましょう。

方法1: レイヤーマスクで調整する

1. レイヤーを複製する

加工したい画像をPhotoshopで開き、レイヤーを複製して同じ画像が2枚重なった状態にします。

加工前の元画像のレイヤーを複製した状態

2. 下の画像を白黒にする

複製した下のレイヤーを選択し、メニューの【イメージ】→【色調補正】→【白黒】で白黒に加工します。上のレイヤーを一度非表示にして、下のレイヤーがちゃんと白黒になっているか確認しておきましょう。

下のレイヤーを白黒に加工した状態

3. レイヤーマスクを作成する

続いて上のレイヤー(色が付いている方)を選択します。色を残したい箇所をクイック選択ツールまたは自動選択ツールで選択しましょう。選択範囲はあとから調整できるので、この時点ではそこそこの精度でOKです。選択できたら、レイヤーパネル下部の【レイヤーマスクを追加】をクリックします。これで、色をつけたい箇所だけが残ります。

色を残したい範囲をクイック選択ツールで選択した状態
レイヤーマスクを追加して選択範囲だけカラーが残った状態

4. 色味を調整する

このままでも十分ですが、明るさとコントラストを調整すると、より印象的な仕上がりになります。調整レイヤーで「レベル補正」ダイアログを開き、数値を調整しましょう。

レベル補正ダイアログで明るさとコントラストを調整している画面

画像にメリハリが出て、これで完成です。

レベル補正を適用して完成したモノクロ+部分カラー画像
💡 レイヤーマスクなら範囲の修正が簡単

レイヤーマスクで作成しているので、色をつける範囲をあとから変えたくなった場合は、マスク側を選択して白・黒のブラシで塗るだけで簡単に調整できます。下の画像は、バラの真ん中だけを黒いブラシで塗ってカラーを消した例です。このように範囲をいくらでも調整できるのが、レイヤーマスクで作る一番のメリットです。

レイヤーマスクをブラシで塗り直して色をつける範囲を調整した例

方法2: ヒストリーブラシを使う

続いて、ヒストリーブラシを使う方法です。工程は少ないのですが、レイヤー1枚で完結してしまうため、あとからの修正が効きづらいのが難点です。とはいえ、サッと済ませたい時には手軽な方法です。

1. 画像を白黒にする

先ほどと同じく、メニューの【イメージ】→【色調補正】→【白黒】で画像全体を白黒に加工します。

画像全体を白黒に加工した状態

2. ヒストリーブラシで塗る

色を戻したい箇所を、ヒストリーブラシで塗っていきます。塗った部分だけ加工前(カラー)の状態に戻ります。

ヒストリーブラシで色を戻したい箇所を塗っている様子

丁寧に塗っていけば完成です。コントラスト差がはっきりしている被写体であれば、先に選択範囲を作ってから塗ると、少し作業がラクになります。

ヒストリーブラシで色を戻して完成した画像

被写体の輪郭を精密に切り抜きたい場合は、切り抜いた画像の境界線を綺麗にする方法もあわせて参考にしてみてください。境界線の処理まで丁寧に行うと、レイヤーマスクの仕上がりがさらに自然になります。

まとめ

  • あとから範囲を修正したいなら「レイヤーマスク」、手早く済ませたいなら「ヒストリーブラシ」がおすすめ
  • レイヤーマスクは白黒ブラシで塗り直すだけで、カラー範囲を何度でも調整できる
  • 色味の仕上げには、調整レイヤーの「レベル補正」で明るさ・コントラストを整えるとより印象的になる