レイヤー構造を維持したまま別ファイルにコピーする方法【Illustrator】

Illustratorでオブジェクトを別ファイルにコピー&ペーストすると、初期設定のままではレイヤー構造が維持されず、コピー先の1つのレイヤーにまとまって統合されてしまいます。複数プロジェクトで共通パーツを使い回したい時など、レイヤー構造をそのまま保ちたい場面では地味に困る仕様です。

私も初めてこれにハマった時は「え、コピペしただけなのに何でレイヤー全部混ざるの…」としばらく首をかしげました。Illustrator側からすると「別ファイルなんだから、そっちのレイヤー構成に合わせて統合するのが親切でしょ」というスタンスなんだと思いますが、複数人でパーツを使い回すような制作現場だと、これが地味に厄介なんですよね。

実はレイヤーパネルの設定を1つ変えるだけで、レイヤー構造を維持したままコピーできるようになります。しかも一度設定すればずっと有効なので、覚えてしまえば以後は悩まずに済みます。

「コピー元のレイヤーにペースト」を設定する

コピー元のファイルでレイヤーパネルを開く
パネル右上のメニューから「コピー元のレイヤーにペースト」にチェックを入れる

これが今回の設定の本体です。コピーする前に必ずONにしておく必要があります。

コピーしたいオブジェクトを選択してコピーする(Cmd+C)
コピー先のファイルを開いてペーストする(Cmd+V)

コピー元と同じ名前のレイヤーがなければ、自動で新規作成された上でペーストされます。レイヤーパネルを確認すると、元のレイヤー構造がそのまま再現されているはずです。

⚠️ 同じ名前のレイヤーがあると要注意

ペースト先のドキュメントに、コピー元と同じ名前のレイヤーがすでに存在する場合、新規レイヤーは作られず、その既存レイヤーの中にペーストされます。意図しないレイヤーに紛れ込んでしまうことがあるので、コピー先のレイヤー名は事前に確認しておきましょう。

ちなみにこの設定、レイヤーパネルのメニューの奥にひっそりあるので、知らないと一生気づかないタイプの機能だと思います。共同制作でIllustratorファイルをやり取りする機会が多い人ほど、覚えておく価値のある設定です。

まとめ

  • 初期設定のままだと、別ファイルへのコピー&ペーストでレイヤー構造は維持されない
  • レイヤーパネルの「コピー元のレイヤーにペースト」をONにしてからコピーすればレイヤー構造を維持できる
  • コピー先に同名レイヤーがあると、そこに合流してしまうので要確認