文字がへこんで(あるいは浮き出て)見える立体的な加工、革製品の刻印やパッケージデザインなどでよく見かけますよね。「Illustrator ベベルとエンボス」で検索して探している人も多いと思いますが、実は「ベベルとエンボス」はPhotoshopのレイヤースタイルの名称で、Illustratorには同じ名前の機能はありません。
Illustratorで同じような立体効果を作りたい場合は、「押し出しとベベル」という3D効果を使います。
「押し出しとベベル」で文字を立体的にする
まずは文字を用意しましょう。太めのゴシック体やスラブセリフ体など、線が太いフォントの方が立体感が出やすくおすすめです。
テキストを選択ツールで選択する
【効果】-【3Dとマテリアル】-【3D(クラシック)】-【押し出しとベベル(クラシック)】を選ぶ
ダイアログで立体の設定をする
- 位置: 「前面」を選ぶと正面から見た自然な角度になります
- ベベル: 「標準」を選択(角の丸まり方の種類)
- 押し出しの奥行き: 5pt前後から試すのがおすすめ(数値が大きいほど立体感が強くなります)
- 表面: 「陰影(艶消し)」にすると自然な質感に見えます
これで文字が浮き出たような立体感が出ます。「へこませたい(刻印っぽくしたい)」場合は、ベベルの種類を変えたり、光源の角度を調整すると、影の出方が変わって凹んでいるように見せることができます。数値をいろいろ動かして、好みの陰影を探ってみてください。
⚠️ 後から修正する時の注意点
一度設定した後、もう一度【効果】メニューから「押し出しとベベル」を選び直して修正しようとするとエラーになることがあります。修正する時は、アピアランスパネルに表示されている「押し出しとベベル」の項目をダブルクリックして開き、そこから数値を調整してください。
まとめ
- 「ベベルとエンボス」はPhotoshopの機能名。Illustratorでは「押し出しとベベル」という名前の3D効果を使う
- 【効果】-【3Dとマテリアル】-【3D(クラシック)】-【押し出しとベベル(クラシック)】から設定できる
- 光源の角度やベベルの種類を変えることで、浮き出た印象・へこんだ印象を調整できる
- 設定を修正する時は、効果メニューからやり直さずアピアランスパネルから編集する